ボイスオーバー 解説

時代はABテスト。単価が高い事の損

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

フリーランスの優位性

これもネット時代のフリーランスの優位性だよなぁと思ったので、記載します。

現在は、広告もABテストの時代。

テレビ時代には、広告枠も限られて、最高品質のスタッフとキャストでものを作るには予算も莫大にかかるので、最高のものを作って、それがどのくらいの反響なのか、というものをアンケートや肌感で測っていくしかありませんでした。

ですが、現在はネットの時代へ移り、打ったCMがどのくらいの時間見られて、どこが注目されて、どの層が注目していて、どのくらいが商品へリーチしたのか、完全にデータが取れる時代になってきました。

そして企業もなんとなく全体にリーチできるけど実際のところはわからないTV広告については、ブランディングや知名度アップのために、実際の商品を売るための広告はネットでというように、そこを使い分けながら、

近年ではネットの広告費がTVの広告費を上回りました。

そしてそのネットの広告界では、ABテストが当たり前のように行われています。

同じ商品をいくつかの動画を作って、どちらがより視聴者に訴求するか。商品が買われるか、といったことを、逐一テストして、より反響が多いものをより広告費を上げて商品の販売につなげていく、

動画アフィリエイトもそれの後押し

さらにそれが動画アフィリエイトの流れになっていきました。

アフィリエイトとはざっくりいうと、企業の商品を、誰かが代わりに宣伝することによって、
多くの人が資料請求やダウンロードをしたり、販売までしてくれたら、それに対して報酬を与えるというシステムで。

いい商品で、多くの人の悩みを解決し、多くの人が興味を持つ、還元率の高い商品が出れば、

動画製作者の数だけ広告動画が制作されていくという事です。
もちろん企業側のチェックなどもありますが。

つまり以前は一つの商品に対して、ひとつのCMだけを作っていたものが、
まずたくさん動画を作って、良いものを残していく、

良いものも、キャンペーンや割引に合わせてどんどん作成されていくという事になっています。

そんなABテストが当たり前のネット広告の中で、

一本10万〜なんていうギャラのベテランを使えない事なんて当然ですし、

事務所を通すのがそもそも予算が足りないなんてことになってきます。

そこで機動性抜群のフリーランスは、細かく稼いで行くにはぴったりな役割ということで、

スタジオプレイヤーと宅録・ボイスオーバーは、きっちり住み分けがなされていくんだろうなぁとも思います。

その後の世界線

逆にネットで好評だったものがTVCMへと採用されていくような事もいずれ出てくるのではないでしょうか。

現状は電通さんだったり、広告代理店などの壁があってすぐにはそうならないでしょうけど。

ただ、最近もメジャー作品などにも出演歴のある声優さんの所属する事務所がマネージメントを解消されるなど、声優という形での事業の継続の難しさがどんどん浮き彫りになってきているのだと思います。

ちゃんと稼げているスターを中心とした小規模のほぼ個人事務所のようになっていくか、

とにかく人数と数で仕事を抱えてこんでいくか、

声優に留まらず、バラエティやドラマなど、エンタメ業全体を狙った体制で起死回生を狙うか。

中途半端にしてると一瞬で立ち行かなくなるし、

大きく舵を切ったその先で沈没するかもしれないし、

声優事務所の舵取りはとても大きな節目に来ているのかもしれません。

そしてそこで事務所との付き合いをやめた声優・ナレーターさんたちもボイスオーバーへ参入してくる事も多くなってくるかもしれませんので、

飛び込むかどうか考えている人は、今のうちに、ある程度クライアントとの関係を築いておくと、安定して稼いでいけると思いますよ。

ではでは。