ボイスオーバー 解説

ボイスオーバーとエンタメの収入事情

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

それぞれの懐事情

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f123077d4fc6c3269793d535edac632af3ba9bc?page=4

最近普通のyoutuberの懐事情という記事が出て、内容を読みました。

広告だけでは正直厳しく、企業案件やイベント収入、グッズ販売による収入がないと厳しい。

トップyoutuberを抜けば月収6万円ほど。

・・・若手声優かな?と思いました。

まぁ実際youtuberであれば、増減はあれど自分の頑張りに応じて上がっていくと思うのですが、

声優いたっては、仕事を振られなければ0、アニメの仕事が来るようになってもなかなか食っていけず、

有名声優になってイベントや作品周りの付属仕事でなんとか食べていけるようになるという意味では、youtubeよりも状況は悪いでしょうね。

なかなか事務所声優が正社員しながらというのも難しいですし。

youtubeは動画の形態によっては副業としてできますしね。

そしてyoutubeも、条件や規制が厳しくなっていっています。そこもやはり、まだ本当に稼げるのかもわからない黎明期から参入する、先行者利益の大切さもわかります。

それも目先の利益だけじゃなく、好きだからやっているとか、大局観できっとすごいことになっていくといった感性があるからそれができたのでしょうね。

そういう意味では声優は熟成しまくっています。先輩声優・ナレーター達があらゆる企業との仕事のつながりをしっかり持っている中、若手は新しいフレッシュな才能一本勝負で厳しい戦いを迫られるというのは大変なことですよね。

売れたとて

そして売れたらどうなるのかというところで、

トップはさすがにそれぞれ光って、youtubeは事業なども合わせて年商50億を超えたり、年収10億超えとか、芸能界でもみれないような華々しいものです。

芸能界でもトップはCM一本で何千万の世界ですから億は見えるでしょう。

声優・ナレーターさんもトップオブトップはタワーマンションに住んでいたり、車は車検交換で買い換えるなど、リッチな話も聞き、1億超えも一握り、といったところなのでしょうか。

そんな中で、芸人の山添さんが番組月収を発表というニュースを見ました。

本人談で山添さんなので、どこまで本気かは本人ぞ知る、ですが、

月収は108万とのこと。そして付け加えたのが、「先月、たまたま、集まったんです。」という説明。

ニュースの中ではスタジオもどよどよして、フットボールアワーの後藤が「もうてるなぁ!」と言ったとのこと。

それはまぁ、後藤さんの方がもうてるでしょうが、山添さんの芸歴やなんやかんやを考えるともうてるなぁであるのかもしれないし、10万以下で貧乏生活をしながら芸人をする人たちと比較してもうてるなぁかもしれないのですが、夢がないなぁとも思いました。

もちろん自分自身がバイトで1〜20万くらいの収入でいるときには、月100万なんて夢のまた夢!と思っていましたし、楽しそうなことで稼げていいなぁとも思っていたように思います。もちろんその裏には相当なプレッシャーと努力もあるのだろうということはわかりつつも。

ただ、ボイスオーバーで自分も「たまたま集まったおかげで」100万円以上を稼いでみると、

数ある芸人さんの中から、下積みを経て、テレビにたくさん出るようになり、人気も出てきて、それでも多い時で100万。

売れているとなれば、後輩芸人には奢らないといけないし、たかってくる人たちも集まってくるでしょう(山添さんは借金もあったしあの性格なので強気でいけそうですけど)

そして名前が知られれば知られるほど、外で顔バレをしたり、辞めるにも辞めづらくなっていったり、少しでも悪いことしたら週刊誌に世間に晒されたり、暴露系youtuberに晒されたり、活動休止になろうもんなら収入0に、そして社会保険は貧弱。でも顔が売れていると儲かってるんでしょ?と思われる。

うーん、割に合わない。

若者の夢

自分も声優を目指す前の若い頃はバイトなどで収入で苦労するだろうけど、売れて取り返してやる!と青い意気込みで飛び込んできましたが、

ほどほどのスター性があっても、よくて100、普通で50、いつなくなってもおかしくない。

という業界だよ、となった時に目指すだろうか?とも思いました。

つくづくエンタメというのは、国時代の経済力によって大きく左右される領域なのだなぁと感じます。

目指すのであれば、全く食えなくてもやりがいがあればいいか、心の底からトップを取れると思っているか、名前さえ売れれば、本業以外の部分でちゃんと稼ぎを作れるぜ、というような確信がなければ、素っ裸で飛び込むのは本当に危険な場所になっているんだろうなぁと思います。

声優ナレーター業界も、還暦ベテランナレーターさんが、中堅声優・ナレーターの年収1000万の壁があって・・と10年前に話されていました。

同期や近い期のスタジオ声優・ナレーターを考えると、ネットの台頭や経済の停滞などで今はそれが800、600と下がっていっているのではないかなぁとも推察します。

昔は稼いでいるからいやらしくて発表できない、だったのが、今は本当にそこまでではないから発表したくない。という状況なのかもしれないですね。

でも、夢ばかり追っている若者に、今の現実を出さないというのも罪な気もしますよね。

コスプレで稼げる夢を見せたいというえなこさんも素晴らしいと思いますし、

逆に聞かれてきっぱりと伝えた山添さんも素晴らしい。

不明瞭にすることで夢を追う人が増えて業界が活性化するというのもあるでしょうが、

そこはやっぱり日本経済が不安定な時代で少子高齢化、人手不足の時代、

そしてネット社会が発展し、本業のサイドでもクリエイティブな事ができるようになってきた時代、

無闇に夢だけで突っ走らせないよう、現実もしっかりと伝えていく必要はありそうですよね。

といって、実家でぬくぬくと生きてきて、低賃金で生きていくとはどうことかもわからないですから、今20歳だったとしても、やっぱり目指してはいたのかもしれませんけどね笑

それでも、自分もボイスオーバーとしてのメリットデメリット、現実などをこれからも記載していこうと思います。

まぁ劇的に有名になるわけでもない、ちやほやされるわけでもないボイスオーバーにとって、稼げるか稼げないかは大きな問題ですしね。

興味のある人に届きますように。

ではでは。