演技・技術関連

赤ちゃんにみる表現の根源

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

赤ちゃんとの生活

さて、私は今年子を授かりまして、赤ちゃんと生活しているわけです。

このコミュ障がエケチェンをうまくやれるかととても心配していたのですが、とてもかわいいです。

自分にもなけなしのオキシトシンが宿っていたようです。よかったよかった。

でもタイマンで長くいるとやられてくるので、うまく息抜きが必要ですね。

というのも、

やっぱり、赤ちゃんの表現力たるやと言う事なのでしょう。

生きる為に力を振り絞った泣き声を出すのですが、それが心に来ます。

まぁできることがあるならそれをする為に突き動かされるのですが、できることが無くなった時にも全力訴えが続くと心がやられそうになりますね。上手く心のブロックもはらないといけません。

たまに「う”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”!!」と最高潮に達した時には、孫悟空が敵にやられてる映像が浮かびました。

その赤ちゃんの考えるんじゃない、感じるんだというような表現力に触れるというのは、やっぱり表現者としてすごく考えさせられるものがあります。

まぁといって他人の赤ちゃんと触れるといっても、経験が無いと気を遣って自分だったら深い洞察には至れなかったかもしれませんがね。

演技者の多くが、感情ってなんだっけ?みたいな事にどこかで陥ります。

学生も多くがそこで悩んでいましたし、自分もよくわからんなぁとおもった時に、
ワークショップに行ったり、いろいろ本を買って読んだりしました。

ミユキ・ヒラノ著の感情の解放や、そのメソッドの元となったアーサー・ヤノフ著の原初からの叫びなど。

そこでもやっぱり根源たる赤ちゃんという存在についても触れられます。

野沢雅子さんこそが原初の叫びだったということですね。偉大すぎる。

両作共割と難解なのですが、またこういう著作のレビューなどもしてみたいですね。

絶版なので、中古で以前買った時から両方ともさらにそこそこ値上がりしています。
投資としても持っておいていいんじゃないでしょうか笑

そういった本を読んで理解は進んでも、中々自分で感覚を得るのは難しいなぁと思っていましたが、

赤ちゃんの叫びを聞くと、これが表現の根幹だよなぁという実感が得られました。

感覚から思考へ移り、思考と環境が抑圧を生んでいく家庭で、多くの人が影響力を失って行きますが、

その根っこが赤ちゃんには存在する事を強く思い知らされます。

芝居で悩んでいる人は是非感覚一本の赤ちゃんと触れ合ってみるというのは大事な経験かもしれませんね。

何もできないからこそ、人を動かすという表現に全力投球。

これって芝居の、さらには声の仕事の本当に根幹だなと。

マイクの前で実際には行為を行えないけれど、人を動かさなければならない。

制限が表現に強いインパクトを与えているということです。

泣くという表現から言葉を覚えて、世界と対峙していく。

これからもいろんなドラマが見れそうですし、それを自分の表現にも還元できたらなと思います。

一線で活躍している表現者たちは、どこかそういった剥き出しの感性を保ったまま生きてきたのでしょうね。

その分繊細な部分を持っていると言う事で苦労することもあったでしょうが。

感情という原初に悩んだら、原初の存在に触れてみる。とっても重要なことだと思います。

あとは、元々こんな何しても泣き止んでくれないことがある存在だった人々同士が、完全に理解し合うことなんて無理よな、という潔い諦めも生まれます笑

人はわがままでよくて、迷惑はかけるもの、それをプラマイ0へ引き戻すのはかわいげと愛嬌。

そんな常識と世間とで頭でっかちで人をはかってしまい兼ねない自分を、もっとシンプルで余白のある感覚へとシフトさせてくれる存在。それが赤ちゃんです。

今後も、そんなふれあいの中での気づきも伝えていけたらなと思います。

ではでは。