ボイスオーバー 解説

声優事務所の声優社長って儲からないの!?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

声優社長会を見て

先日声優社長の人たちに話を聞くシリーズが更新されました。

毎回赤裸々な内容で驚くことも多いですが、今回はよりディープな報酬面の話もされていました。

「社長になって給料は上がったのかどうか?」

まぁなかなか切り込んだ話ですよね。

このチャンネルの声優シリーズでは結構報酬面の話を上げることが多いですが、

芸能系ではギャラの話が出るのってyoutuberか声優かくらいじゃ無いですか?

芸人さんもたまに暴露的な身を削る番組で話したりもしますが・・

まぁ声優さんも大概アニメ一本で安いんだよ、というのと若手主役声優でもすぐ食べれるかといえばそうでも無いんだよ、というところの衝撃を軸に似たようなことを言っているだけのような気もしますけどね。

そして「声優なんて食えたもんじゃ無い」「それでも憧れる声の仕事といえばアニメ」「夢をエサに縛り続ける事務所」

この三本柱で今日も私はブルーオーシャンで漁ができています。ありがたや。

質問の答え

横道に逸れましたが、その「社長になって給料は上がったのか」の質問に、

4人の答えは、NO!

森川さんはYESでしたが、声優はギャラで社長になって初めて給料をもらったので、というとんちだったので、実質NOのようです。

要するに1プレイヤーの方が儲かるよと。これは声優社長界隈では有名な話だそうです。

まぁ社長と言われると儲かってるんじゃないですかーと聞きたくなってしまうところですので、意外な答えでしたね。

自分で働いた報酬もまず事務所運営の方に回してそこから給料を得るということだそうで、
そりゃぁまぁ事務所費もあるスタッフ費もある。それを声優の報酬から賄う声優事務所で、トップ声優が社長だった場合、そこから多く取られるのが普通だよね、事務所維持の為、と言われるとまぁそうかーとか思ったり・・

でも個人事務所の森久保さんまでが給料減ったとされるとえっ?となりますよね。

何の為に社長になるのか?

理由はそれぞれでしょうが、なんとなく思ったことを挙げてみると、

・知ってくれるスタッフ、後輩などを支えるべく、男気で引き受けた

・業界を変える、声優の地位を上げる、など大義を持って組織のトップになった

・上に従うのが嫌だった、前の事務所がイマイチだった、思い通りに動けなかったなどから、
自分の思い通りになる組織を作りたかった

などが金銭面じゃ無い理由でしょうかねぇ。

ただ、給料は上がっていませんよーということですが、

月々の給料は下げて、役員報酬でもらったり、会社自体の資産が丸っと社長のものだったり、会社の経費をうんぬんかんぬんだったりなど、

ただただ劇的に金銭的に得るものが無いなら辞める人も多く出て来そうですが、そんなにやめる人がいないのも、まぁこの回答の裏にも色々あるんじゃ無いですかねーと、

30代半ば、フリーランスとして資産形成を意識し始めた私は簡単には騙されませんよという気持ちでは見ています。

これで衝撃の事実なんて形で身を削ってるでーと演出されても玄人には通じませんよ!(何

厳しいだろうとは思う

ですが、個人事務所ならともかく、多くの声優を抱えるとなると、養成所経営から事務所賃貸、スタッフ雇用、営業などの費用、その一方で業界は芸能界での敷居がなくなり、芸能人がアニメ、吹き替え案件に食い込んだりボイスオーバーにも流れたりと、スタジオ案件も先細りする一方。

そして声優としての仕事に集中していればいいだけでなく、会社の運営から広告塔として営業、負担は鬼のようにあるだろうなぁという想像も容易にできます。

その一方で、動画の中でも「掃除の仕方が気になってきたら社長」というような話もあるように、

この4名のような方々は、なるべくして社長になっているというような印象も受けますよね。

自分の信念を持ち、妥協を許さ無い。それが高いレベルにある人はトップかフリーランスになるしかないんじゃないでしょうか?

そしてそこに人がついていきたいと思うカリスマとその人に賭けてくれる人材が重なった時に個人事務所や事務所になっていくんでしょうね。

声優事務所のジレンマ

そうなると、一流を育てないといけない声優事務所も、一流になったら独立してしまうかもしれず、

その独立はただ人材が出ていくということではなく、会社の利益そのものの利益ということ。

それはリクルートが社員の独立を推奨するというレベルの話ではなく大きなジレンマでしょうねぇ。

だってパイプも利益もごっそりと持っていかれるわけですから。

事務所も社長も簡単じゃない声優業界、あなたが目指すそこは将来も大丈夫でしょうか?

自分が売れるまでは安泰かどうかを見極めようとする意識は非常に大切かもしれません。

ではでは。