ボイスオーバー 解説

【ええかげんには】ボイスオーバー における優良クライアントの見分け方【手を出すな!】

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業で、宅録での声のお仕事=ボイスオーバーを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

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要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

さて、本日は少し尖った内容になります。

我々に業務の対価として報酬を与えてくれる存在であらせられるところの、

『クライアント様は神様です。』

というのは前提ですが、

中にはパートナーへの尊重もなく、ともすれば業務後の報酬を渡さず逃げる犯罪者も悲しいかな存在します。

他にも、消耗ばかりさせられてしまうのも、こちらにとっては大きな損です。

そういった被害に合わないための警戒ポイントや、これをするのは敬意を欠いてませんかね?というポイントもあげながら、進めてみたいと思います。

ではいきましょう。

フリーランスは自衛が基本

さてさて、フリーランスの弱いところは全て自分が前に出るというところです。

事務所であれば、マネージャーがギャランティーの交渉や調整をしてくれるし、

ある程度クライアント様の信頼度というところも、業界の噂でしっかりと回っていることでしょう。

まぁそれでも相手の会社が潰れてうんぬんということも聞きはしますが。

そして我々フリーランスは交渉なんてして次も使ってくれるのかしらと怯えながら交渉し、

業務後も、ちゃんと払ってくれるのかというところまで責任をもって追いかけなくてはなりません。

もちろん大抵のクライアント様はスムーズ円滑にコミュニケーションを行い、期日通りの報酬の振り込みを済ませてくださいます。

が、黎明期ならではの混沌とした状態であるのも事実。

であはるのですが、全員を疑いながら進めるのもしんどくなってしまいます。

なので、こういう違和感を感じたら少し警戒度を上げてもいいんじゃないでしょうか?

という事を共有できればと思います。

契約書が無い

多くのビジネスシーンでもあるように、

ボイスオーバー でも契約書というのを結びます。

主に情報管理に関するNDA(秘密保持契約)や、仲介に際しての契約など、

もちろん締結する際には、プレイヤー側にリスクの大きすぎるものがないかなどは判断しないといけないですし、確認するだけでも多少労力がかかってしまうのですが、

業務だけしてもらって必要あらばトンズラここう。と思っているような所は、わざわざ契約を結びません。

契約の中には住所記載欄などもありますから、ドロンしたい人にとって、個人情報はできるだけ与えないというのは鉄則です。

必要最低限のツールでの文章の約束で、逃げるときは全削除。という感じが多いのです。

もちろん、契約書などは全くなく良い感じに関係が続いているクライアント様もおられますので、

無い場合には無い、ということも意識して、警戒の手綱をゆるゆるにはしないようにしておく、という心構えが大事では無いでしょうか。

先に報酬と内容を提示しない

「今業務可能ですか?」と聞いてきて、

「大丈夫ですよ。」と返事し、

断りづらくしたところで、詳細納期報酬などを提示してこられるパターン。

大概、低文量低単価だったりします。

他にも業務だけ伝えてきてなかなか報酬について話してこない、手続きが遅いなどの場合もあったりします。

まぁ先詳細を聞きなさいよ、とか、
あとで詳細見てもその上で交渉しなさいよと、

という感じですし、実際するときもあるのですが、

やっぱりわざわざこちらから要求をするのも葛藤は起きます。

そしてそもそも、その打ち合わせの仕方をしちゃう時点で長い付き合いについてはどうかな?と疑問符を持っておいていいと思います。

だって長期的な視野で仕事をしているなって思う人はそんな対応にならないもの。

全録り後の全リテイク

そちらの表現に任せます〜というような感じで投げて頂き、

それではと全収録を終えて納品した結果、

雰囲気が違うからもう一度全部録ってもらえませんか。

「雰囲気NGの可能性があるならサンプル確認をしてくれ」

と思うことがあります。

こういう方々は2回全部録る→倍の労力だし、新鮮さもなくなる。

という想像力とプレイヤーの尊重には欠けていますので、大抵そこに申し訳なさもありません。

関係を続けたいなら、交渉周りをしっかりとしておくことが大事です。

やたらテンションが高い

これはちょっと実際の被害でバイアスがかかってる部分がありますが、

やたらとびっくりマークが多いやりとりの方は、

とても良い雰囲気の職場で、楽しみながら仕事をしつつ、プレイヤーの気持ちを盛り上げるためにそういうコミュニケーションを取っておられる方か、

もしくは、

ノリとテンションで雑な仕事をする方です。

トンズラこいてきたのもこういった雰囲気の方でしたし、先ほどの全リテイクなどをビックリマークと共に平気で要求してきたりすることもありますので、

相手の見極めをしっかりしながら交渉することも大事かなと思います。

やたらコミュニケーションが遅い

募集には週何本も仕事あります!

と書いておいて一本の業務納品後、

確認します!といって

3、4日返事無しのようなパターン。

もちろん実際にたくさん業務がある人もいるんでしょうし、仲介で本クライアントの制作完了をまったりするような内情もあるのでしょうか。

そういうコミュニケーションをする所は大抵長続きしません。

プレイヤーに対する敬意もなければ、酷ければ使い捨てのようなマインドもあるのでしょう。

そういうところへの過度な期待は消耗させられてしまいます。

やたらと細かいレギュレーション

募集要項でも提案だすなら、コレとコレとコレとコレを間違いなく買いて提出してください!

それ以外は受け付けません!

納品規定はこうやって収録してこうやって編集してこの形式以外ダメです。

こちらたくさんある全条件を全て守ってもらえないと認められません。

というようなタイプ。

おそらく会社、もしくは個人の業務上の過去の経験から、

「縛りをつけないとそれぞれ独自の提案を読みこなさないといけないから大変。」

「レギュレーションをガチガチにしたほうが統一されて業務がスムーズ。」

というような経験則があるのかもしれないですが、

色々固めすぎている」クライアントは、自分(自社)の都合だけを考えている事が多いです。

その人が、というよりはその会社の方針で仕方なく、という場合もあるとはおもいますが。

募集要項にしても、技術や魅力ある人ほど業務に追われているのだから、提案もそれぞれの慣れている形で提案してもらえばいいのに、
ちくちくと自分のやり方を提示して、守ってもらえないと見もしないというのは、
コンテンツのクオリティではなく、とにかく自分たちのやり方に従順に会社の利益の為に従ってくれる人しかいらない、ということの現れかなとも思います。

クライアント側は何にも工数の負担をせず最大限の効率を得るために、ボイスオーバーで特に一般的という感じでも無いレギュレーションを押し付けてくる。

こういう形で進めてくるクライアントとは、あまり良好な関係は気づきにくい傾向にはあります。

まぁこれも経験者が少ない黎明期ならではというところかもしれません。

成熟してきて、一般的なレギュレーションが浸透してくれば、基本的な事を守っていれば問題ない状態になっていくのかもしれませんね。

一番個人的な文句が多くなってしまいましたが、もちろんレギュレーションはクライアント様が決めるのは当然の事ではあります。

が、プレイヤーの事も考えつつ設定するようにしていくと、長期的なクオリティの高いプレイヤーと良い関係が作れるようになるかもしれません。

まとめ

ということで、経験として、プレイヤーへの尊重や長期的な業務を築ける組織かというところがどういうところに出るか、というお話でした。

もちろんどういった形であろうが、最後に決めた報酬が振り込まれるのであれば、それは立派なクライアント様です。

ですし、一定金額を稼いでいく為には、いろんなクライアント様とうまくやっていきながら安定を目指していかなければなりません。

ただ、こういう所が出てくると「む?」と思ったほうがいいし、

こういう所がひっかかるようになるので、前もって交渉は済ませておくべきポイントだったりもします。

逆にクライアントサイドから言えば、

まだまだ市場の広がっていくボイスオーバー で、

ある程度技術と魅力のある人はすぐに受注が埋まっていきます。

長期的な事業を考えていて、そういう人を長くキープしていくならば、

こういった想像力と敬意を持ちながらプレイヤーともコミュニケーションをとるべきかなと思います。

ボイスオーバーの流れも、今後インフルエンサーやボイスオーバーアーティスト自体が影響力を持つ時代も少なからずあるかもしれません。

なかなか会社の体質はすぐには変わりません。

日頃から良質なコミュニケーションを取る習慣を醸成しておけば、
影響力を持って自社に貢献してくれる人を逃す事がなくなるかもしれません。

実際自分も、受注金額の相場感が上がって、正直報酬が割りに合わなくなってきて、交渉もできない状態でも、

これまでの敬意あるコミュニケーションとそこからくる将来性を鑑みて関係を続けているところもあります。

今後、市場が売り手優位になるか買い手優位になるかはまだまだわかりません。

どうしたって敬意と想像力のあるコミュニケーションにデメリットはありませんので、

もちろんプレイヤー側もクライアント様へ敬意と想像力、対応力を持ち、

市場全体として優良なコンテンツクリエイターの輪が広がっていくと良いなと思います。

ではまた。