演技・技術関連

【9割】ボイスオーバー におけるリピート獲得の為のパラメーター「一定のクオリティ」【リピート】

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業で、宅録での声のお仕事=ボイスオーバーを生業にしています。

ボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

さて、では前回からの続きです。

リピーター獲得レベルを測るの為のパラメーター、

3本の大きな柱を提示しましたが、

これをさらに分解して確認してみましょう。

リピーター獲得の為のパラメーター

一定のクオリティ

クオリティと一言に言っても、ボイスオーバー においては色々なものを指します。

読みのクオリティ

まずは純粋に根幹となるスキルです。これがあるから読みでクライアント様から報酬を頂戴します。

それをさらに分解します。

滑舌

私の読みの師匠は、滑舌と声が良ければ仕事は途切れないとおっしゃっていました。

それくらいこの基礎の部分というのは極めれば大きな武器になると言えます。

滑舌が生み出すものは、高級感、確かさ、説得力。

滑舌が良い人が悪い真似をする事はできますが、
その逆は逆立ちしてもできません。
(まぁリアルな滑舌の悪さを出すのも相当難しいですが)

そしてクラウドワーク時代によって増えた半分素人さんの喋りを聞いてみると、大半が滑舌悪目です。

つまり、良い方が希少、付加価値が高いということです。

時代の変化により、生っぽい読みの、いわゆる「個人の感想」的な印象を狙った案件も出てきました。

予算がなくてほぼ素人の方にやってもらう事もあるでしょうが、そちらの方が再生が回ると思うから、

と言う形できっちりディレクションとして求められる事も多くなってきました。

演技においてもナレーションにおいても。

なので自身の滑舌をどのように持っていくかというのは、こうすれば絶対です。ということはよう言いません。

ただ先ほども述べたように、
希少価値的にも、安定した支持をもらえるのも、滑舌が良い方だと思いますし、

時代が回るとするならば、このヘタウマの時代からまたある程度はきっちり表現する時代へ回帰するのではないかなとも思っています。

ある程度、といったのは、閉じられたメディアから、ネットが開かれたメディアへと移行させた事で、アマチュア、セミプロの裾野はどんどん広がる一方だと思うので、トッププロだけが活躍する状態へはもう戻らないでしょうね。

それを見据えてどう行動するか。それが大事です。

声の良さ・大きさ・安定感・音感

さて、同じく基礎中の基礎の部分。

読み手の最大の武器声です。

声の良さと書きましたが、これは明確には定義しません。

人によって何を武器とするかは違うからです。

透明感のあるイケメン・美少女を軸にする人もいれば、

ダミ声で味のある・悪役などをたくさんやっていきたい人もいます。

どの基本的に備えている声も唯一無二の素敵なものですが、

パラメーターとしての良さというのは、

それぞれの狙いを持って鍛え抜いた声です。

あえて定義するならば、自分の持っている性質と、やりたいor求められるジャンルをすり合わせ、

そこに魅力と説得力が出るように、

呼吸・共鳴・支え・声帯・口腔・滑舌。
それらの機能をを最大限に引き上げてジャンルとマッチするよう鍛えた声、がそれです。

声の大きさといいましたが、一番は声の共鳴の部分です。

声は楽器とも言いますが、音の正体は振動で、そこを司る、胸や鼻・頭などもしっかりと振動を巻き起こしながら呼気を音に変えていく。それが豊かな音であり、

マイクに乗る声に共鳴は大きな影響を与えます。

なのでそれらを操れているかどうかは、声の幅や表現を大きく左右します。

安定感は呼吸が安定している事、その声が出ている間の呼気を安定した支えと共に出し切れるかどうかというのは、表現の上で非常に大きな要素です。

役の生理と関係なく息台詞が出ていたり、(台詞の語尾にハァハァ聞こえてくるあれ)

語尾が尻すぼみに小さくなってしまったりするのは、この「支え」が足りないことの証であり、

それが起きる事で役のエネルギーが落ちてしまったり、自分の台詞の情熱が届かなかったり、うまく距離感が出なかったりと良い事がありません。

滑舌と同じくボソボソしゃべるブームではありますが、
どちらも大は小を兼ねる。ぼそぼそしゃべりで魅力を伝える為には、でかい音も安定して出せる方が有利なのです。

ちなみに声について、

ボイスオーバー において適した声というのは、個人的にはそんなに癖がない方がよいのではないかなと思います。

事務所に来るようなスタジオ仕事、特にアニメなどは、少ない案件を膨大にいる声優さんの中で奪い合うのですから、この人このジャンルしかできないんじゃないの?くらい尖っていないと、特に若手は勝ち抜けません。

周りでも比較的早くに役をもらっていたのは個性がとんがっている人が多い印象です。(見た目も含めて)

ですが、ボイスオーバーの場合は、スターになって一攫千金ではなく、

手広くできることを広げて多くの案件をこなしていく事が大事なので、

尖りすぎた個性は希望できる案件を広げてしまいます。

声優の条件とも思われる抜きんでた個性が必要ないというのも、ボイスオーバー の魅力の一つです。

そして音感。

良い声になっても、フラットな音つまり棒読みのままでは、せっかくの声の説得力が台無しです。

適切な表現にあった抑揚を奏でてその音のメロディーの中に想いを組み入れるには、適切な音感が必要になってきます。

演技力・表現力

次に演技力と表現力。きちんとデフォルメした芝居にしても、素っぽい芝居を求められる場面においても、共通して抑揚はしっかりつけてほしいと言う事はよく言われます。

やはり再生が回ってなんぼのyoutubeや広告。人を惹きつける為には大きな表現で耳を引き留める必要あります。

そういった意味で、各台詞・原稿の中でどういった感情が求められているのか、

どこでその想いを感じ、どう相手に伝えるのか。

自分の役は何を求めて、何に情熱を感じているのか。

原稿のの解釈から、感情、キャラクター、関係性、距離感、抑揚を感じ取り、

的確に表現することが、わざとらしくない抑揚の広がりを生み出していきます。

ただ肯定をつけることだけが抑揚ではないんですね。

そして何と言っても、幅広い表現力が、

求められているイメージに合うかどうかを結論づけます。

色んな役ができて、色んな声が出せて、色んな表現力があることで、

様々な役割を一人で求めらられるボイスオーバーの上で大きなプラスになります。

情報伝達力

よくような話が出てきましたが、

芝居にしろナレーションにしろ、話や情景を聞き手に届けるという使命も持っています。

いくら良い声で喋っていても、内容が伝わってこないのであれば魅力は半減です。

その文章、台詞の中で、何を伝えるべきなのか、どこは捨てて良いのか、その上でどう飽きさせないで読んでいくのか。

そういった読みの選択や、音感のある抑揚を使った言葉の立て方で、きちんと情報を伝えていく事ができるか。

これも作品に人気が得るか、広告がしっかり伝わって購入につながるか、それぞれの成果・コンバージョンの成否にかかってきて、その結果がまるっとリピート率に跳ね返ってきます。

間・編集力

今まではスタジオも共通のものでしたが、

よりボイスオーバー によったものになるのはこちら、間と編集です。

スタジオでは自分の読みがそのまま生かされ、全てその場で表現するしかありませんが、

ボイスオーバー においては、納品までにどういじるかは自分次第です。

より効果的な間になるよう前後の空白を編集したりする事も可能です。

逆に、人の音声ファイルを聞いてみて、なぜこんな間にしたんだ・・

というような効果的でない空白、いわゆる「死に間」が発生したりしています。

例えば、間というのは「開けば開くほど緊張感が高まります。」

ある程度間を開けたならば、間のあとの頭の音には、その緊張感を受けた音でないといけないのですが、

普通に続けて読んだ音声の間を無闇に開けると、全く効果的では無い間ができあがります、

こう言った間の効用や適切な間がわからないままなんとなくの編集をしてしまうと、

表現がつながらず、ガタガタした、実に素人っぽい音声ができあがります。

同じくらい魅力的なら、編集も適切な方をとるのは当然のことですよね?

続く

さて長くなってきましたので一旦ここで切ります。

ちなみにまだ1柱目は途中です汗

技術論はたくさん伝えたいことがありますね。

かく言う自分も今日あげた項目が完璧かといえばそんなことは全くなく、

トッププレイヤーが口を揃えて言うように、「表現は一生勉強です。」

ただ、無闇に上手くなろうではなく、自分はなにが強みでなにが足りないのかというのは、

自分や周りの意見からしっかりと棚卸して、狙いをもって自分という主人公のレベルを上げていかないと、

結果なににも強みを発揮できなかったということになりかねません。

まずは大きな目標を掲げ、目標値と現在値を測り、急いで差をなくす。

そうして安定を得ればより自分を成長させる余裕が生まれます。

確信ある一歩を踏み続けて確実に目的にたどり着きましょう。

ではまた次回。