ボイスオーバー 解説

今後を見据えた声優事務所の選び方

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

声優事務所の行方

まだ2年ちょい前くらいまで、声優学校で学生のお世話をしていて、進路といえばまだまだ声優事務所へ行くしか無い状況。

そんななかでいろんな人がいろんな事務所の養成所(たまに所属)へ行き、その後関わった学生の動向をちらちら草葉の陰から見守っています。

まぁ自分自身も1箇所目に、とち狂って、大人の嫌なところを詰め込んだような事務所へ凸ってしまい、無駄に半年間を過ごす事になりました。

レッスン自体はまぁ外部から雇うわけなのでまともな人だし(旬を過ぎているといえば過ぎてましたが)、その先で事務所がしたいのは、プロデューサーなどと関わってもらう事で仕事を引っ張ってもらうことですから、それは受講生にとってもウィンウィンといえばウィンウィン。

ただ、自分が退所した後のその事務所の変遷をたまに確認するだに、自分の判断を信じてよかったなーとほっと胸を撫で下ろします。

急は判断は間違うことは多いですが、意外と大局は見れるのかもしれないと思ったりします。

ということで、たとえ一瞬間違おうとも、内情を知り方向転換すれば大丈夫ではあるのですが、

20代にとっての半年、1年、中には2年3年と付き合わせるところもありますから、そのような時間を無駄にさせるということは講師側としては本当に阻止したくて、

学生の中には、まだ自分の実力に自信がないから、パイプは弱そうだけどレッスンが魅力的に見えるここに行くとかとち狂った事を言う子に対してビンタをして目を覚まさせたくなることもありますが、

事務所を間違うことも一つの経験と勉強なのかなーとか思う瞬間もあって非常に難しいところでもあります。

いきなり良い事務所に行って、そこで多少の嫌な事があったから飛び出してしまうよりは、イマイチなところを経験してから他のところの良さがわかるみたいな。

長くなりましたが、まぁ日々最適な声優事務所ってなんじゃろな?ということをふと考えたりするわけです。

じゃぁそこで自分が行くとするとどうかなーと思ったりするのですが、

もしなんの記憶も経験値も無く20歳の自分がいるとすると、まぁ単純に活躍する所属声優さんの多い事務所へ行くわなーと思ったりします。

ただ、現時点の自分の経験からすると、「コンテンツ作り」というところが大きなポイントになってくるんじゃないかなーと睨んでいます。

今後も神風が吹かない限り、日本経済はV字回復は見込めず、エンタメの制作費はゴリゴリ減ってきて、芸能人やインフルエンサーが、少なくなった仕事の穴を埋めようと声の仕事畑へ侵略してきます。

そして時はメタバース。コンテンツ力がものをいう戦国の世が来ようとしています。

そんな中で、今後もコンテンツへ力を貸すだけの存在であったり、音響監督をヨイショしたり、自社スタジオを持って他社コンテンツを誘致するだけの戦略ではきっと先細りしていくんだろうなーとおもいます。

もう業界に深く根ざして仕事が舞い込んでくるベテランはともかくとして、これからの新人にはやはり厳しい時代が続くでしょうと。

だからこそ、自社でも頑張ってコンテンツを作ろうとしている所というのは、一縷の望みがあるのかなぁと感じています。

もちろん、養成所生や飼い殺し所属声優を引き止めるためだけに、それっぽいドラマCDやら誰がみるんや的アニメを制作しては自転車創業してそうな所もあるわけで、そしてそれを説明会などではキラキラしたものに見せてきますから、その選別というのは非常に難しいものがあるわけですが、

この時代において、イノベーションの風を感じない事務所は流石に厳しいんじゃないかなーと感じています。

現状の売れっ子、看板も大事ですが、この時代さっさと個人事務所作って飛び出されたら、つながりもまとめてごっそりどっかいってしまいます。

そんなものよりも、新人への対応、コンテンツ制作、イノベーションの風などを軸にしてみると、自分の実力がついてきた頃に波に乗れたりするのかもしれません。

しかし、気づいたら事務所解散、なんてことが日々起こる時代ですから、事務所に骨を埋める精神も大切ですが、他の事務所のマネージャーやら社長やらとも懇意にしておかないと怖い時代ですよね。

やだやだ、個人で動けるようになってよかった!というのがいつものオチですが、でも最初は歯を食いしばってどこか大きな力にあやかるというのも、若手の宿命。大局睨んで動いていきましょう。

ではでは。