演技・技術関連

声優はある種引退できないというのもデメリット?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

一生現役声優

声優といえば、一生現役という言葉を体現する職業です。

ロングスパンで放送されるアニメというのもとても多く、その筆頭はなんといってもサザエさんでしょうが、昭和44年からスタートというのだから想像を絶します。

サザエさんか徹子の部屋かといったところでしょうか。サザエさんは今後も続けようと思う限り続けていけるでしょう。

まぁさすがにサザエさん、まるこちゃん、しんちゃん、ドラえもん、ルパンといったご長寿番組では、声優さんもバトンタッチをしながら続けていったりしています。こんなけさらっと長寿番組が出るというのもアニメの恐ろしいところですねぇ。

そういった長年続いた役の変更というのも強い恩恵を受けるとともにとんでもないプレッシャーだろうなぁと思ったりはします。

ただまぁどうしたって上のベテランは詰まっているんだから、若手が切り込んでいく方法として、大先輩の後釜を狙うというは戦略として考えざるをえないでしょうね。長寿番組の質の近い声優さんの芝居は研究しておいて損はないと思いますが、

これがまた似てることを良しとしないパターンもあったり、視聴者の納得を考えると、ある程度実績と実力のある人を採用する傾向にあったりと、なかなか難しいもんでもありますよね。

その一方で、ずーっと続くものもあれば、何年も経ってから改めて続編が出る、というようこともあったりします。

根強い待望論や、制作サイドの熱量によって、新作が何年越し、いやさ何十年越しに再び出てくるというような事もままあったりします。

そこでも新声優キャストとかいう形で、前の人もほぼほぼ現役なのに、いろんな事情か、ガラッと新キャストになっているとかいう事もあったりして、それはそれで切ないですが、

この間新作が出たアニメでは、自身の先輩が久しぶりにアニメで拝見するということがありました。

自分がスタジオにいた頃から仕事はじゃんじゃん来る感じでは無さそうでしたが、経歴を見てみると久しぶりのメインキャストのようでした。

その間も色んなアニメへの出演は重ねていて、代表作これと言って無しの自分からすれば当然雲の上の存在なわけですが、

とはいえ、メインキャストでなければ派生したメディアミックスの報酬は入らなかったりするでしょうし、人気の出る役柄が得られなければその他のお仕事は繋がらなそうだったり。

アニメ出演一本はランクの制約で抑えられているわけなので、先輩がどこまで稼いでいるのかは若干心配になるところでもあります。

もちろん新作で改めてキャストに加わるということは非常に嬉しい事だとは思いますが、

今まで出演した作品がいつかリバイバルされたりするかもしれなくて、そこでオファーが来るかもしれない、その時にあの頃の声を出せるようにしておかなければならなくて、芝居感も思い出せないといけない。

そう考えると、こりゃなんの呪い?って感じも若干しますね。

それを見事にやりきっているエヴァンゲリオンのシンジ役、緒方恵美さんなどのレジェンドは本当にすごすぎる、って感じですが、そんな伝説的アニメならばそこに賭けるモチベーションもあるでしょうけれど、

一本やってその次5年後10年後ポロッとリバイバルするかもっていうのは、大変そうだなーと思ったりしました。

スパッと引退するにも作品があったり、仕事が続いていないと衰えもあったりするかもしれないし、

本当にアニメの声優というのはその半端ない責任を背負える人を探すキャスティングでもあるのだなぁと同時に、

その責任に対しての得るものは若干低いんじゃないかなぁという感じもありますが、

超主役級の面々はさまざまなメディアミックスで美味しくなったりするからこそ、今のまんまでまぁいいかというような報酬体系になっちゃったのかなぁとか思いました。

アニメの作品の売り上げに応じて何%かをもらったりするくらいの存在感はあるはずだろうになぁと思いながら、事務所連もそれを受け入れているわけなので、それ相応のうまみがあるということなのでしょうかねぇ。

とはいえ声優事務所も倒れていくところも出てきているので、どこかで改革が起きるのかどうなのか。

まだまだ声優業界の行く末も要注意ですね。

そんな声優の業、一歩深く足を踏み込む前に、背負う覚悟はあるだろうかと考えてみることも大切かもしれませんね。

ではでは。

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