ボイスオーバー 解説

やっぱりこの世は論理の前に感情が立つ

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

事故から考えること

知床で痛ましい観光船事故が起きました。

亡くなられた被害者のご冥福をお祈りすると共に、一刻も早い原因究明をしてもらいたいと願いつつ、

やっぱりそこには色んな原因があるんだろうなぁと思います。

一連の報道を見ていて、ずさんな管理と危機意識の会社の問題というのは疑いようの無いことですけれど、

そんな会社が社会の延命措置により生き残ってしまい、他の会社よりクオリティで劣ってしまうため、あらゆる経費を削ってリスクを負ってでも出航しないとという気持ちにさせてしまった根本というのもあるのでは無いかなぁと個人的には思ってしまいます。

国が失業率の上昇を恐れて、利益のない中小企業もなんとか生き残れるようにした結果、会社も自転車操業でなんとかしようとするし、社員も潰れないならしがみつくしかなくなってくる。

結果として生まれてくるはずだった健全な会社が生まれて来ず、優秀な人材が沈みかけの会社に縛られ、

そうして弱いものを思考停止でとにかく助けようという状況の歪さが、こういった副作用として表出しているんじゃ無いかなぁと思ってしまいます。

もちろん起こった後でやんや言うことは簡単ですが、大きな事がないと変わらないものもあると思うので、法律や義務、明確な縛りも用いながら、また起ることの内容考えていくと言うことは本当に大事なことだろうと思います。

感情で動く人間

そしてもう一つ、そうだよねと思ったことは、

それがあった後、観光船の予約のキャンセルが相次いだそうです。

ただ論理的に考えれば、事故があった後こそ完璧にリスク管理を徹底するだろうし、天候にも十二分に気を配って船を出すことになるでしょう。

なのにキャンセルしてしまう。

食品の買い控えなんかも同じようによく起こることですよね。

前々からあったようなリスクで、それが今度は減るかもしれないのに、控えてしまう。

そこにあるリアリティを持ったリスクの情報が、論理よりも、生存本能に働きかけて行動に移してしまうんだろうなぁと思いました。

世の中感情に訴えることはたくさんあって、ナナメ人間からするとそれで何が変わるのさ、と思ってしまうこともあるけれど、やっぱりこの世を動かす動かすことっていうのは、本能的な生存本能に突き動かされた何か、ということなのかもしれないなぁとも思います。

何とか声のお仕事に絡めるとするならば、

若手はクールに上手くなろうとするよりも、泥臭く必死に売れたいと願うことの方がよっぽど周りに響くんだろうなぁなんてことを思いました。

そして追い込まれるほどに冷静な判断がつかなくなるということも。

ギリギリじゃないところに自分がいるということを日々冷静な目で見ながらも、心は熱く、色んなものを訴えていく事が大事なんでしょうね。

一刻も早く、状況確認、説明、補償、法整備などが進んでいくことを祈っています。