ボイスオーバー 解説

ボイスオーバーとエンタメの難しさ

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

ボイスオーバーはエンタメに食い込めるのか

ボイスオーバー・宅録も時代と共にしっかり食える業界になってきているということは日々感じています。

ではエンタメというところで見るとどうなっていくかなというところで感じたことを綴ります。

エンタメ一本勝負は中々難しい。

これは色々と関わらせていただいて感じたことですが、

youtube広告というところ一本でエンタメを維持していくのは相当難しいんだなぁというところは実感します。

youtubeアニメ動画という分野もたくさんのチャンネルが登場して、大きな人気を得て行きましたが、

物語の台本を作り、動きも意識した絵を作成し、そこに声を作り、それを編集して、アップする、

この工程を分業してそれぞれにギャラを支払い、それを一本の動画でペイして、それを週2、3本作成しつづける。

これは相当な労力です。

オリジナルであったりIPを使ったりと、色んなものが出てきましたが、作っては更新を終了し、多チャンネル作り続けた所も縮小傾向が見られます。

ボイスオーバーサイドでは

ボイスオーバー分野で言えば、上記のところから、しっかりキャストをつけるとすると、声優一人一人に対して払うギャランティーはどうしてもそこまで高く設定することは難しい状況です。

一本何百円、高くて1、2000円、そこから昇給がなかなか難しい状況というのは厳しい状況です。

そうなると、ボイスオーバー声優一本で頑張るという人も生まれない状況で、スケジュール的にも厳しかったり、他が忙しくなって続けることが難しくなったりします。継続的に頑張れる人がどれだけ確保できるか、

もっと言えば、その価格での受注・宅録での収録にどこまでクオリティを担保できるか、というところにもなってきます。

地上波アニメでも、若手は一本15,000円のギャラというのは有名な話ですが、
その影響力がゆえにそれでも、そこから花開く声優の道を夢見て、1収録入魂、15000円の為に何時間、何十時間も役作りをして臨みます。

それが予算的に音響監督もいない、プロの指摘も入らない中でクオリティを高められるのか、

海外では日本のアニメが原音字幕でみられることが多いらしく、その原因として、海外版キャストが、宅録や遠隔など、個別にとった音声をつなげて、演技的な繋がりの薄いものになっていることが大きいそうです。

アニメも別撮りはあったりしますが、多くの人は職人が同時録音していることで、熱の入った演技というものが実現しているのだと思います。

そして仕事を受けた以上は怒鳴られようが泣かされようがやめるわけには行かず、監督が納得するまで頑張るというようなストイックさ・強制力も出せるかといえば難しいところでしょう。
(ボイスオーバーの各キャストはほとんどの人が情熱を持ってやっていますが)

それは各分野の人にとっても同じことで、ここから、血の匂いのする作品が出てくるというのは、また違ったシステムでしっかりと資金力を持った中で作成されていかないといけないのかなぁと思いました。

まぁそうなると声優はスタジオで録るようになっていっちゃうんじゃないかなぁーとも思います。

結論

ということで、一ボイスオーバーとして、対エンタメと向き合った時の結論としては、

個人、宅録でエンタメを行うならば、Vtuberなど配信を主体とした確立した個性を身につける、

もしくは、18禁など、よりディープな世界で人気を博していく、

という辺りじゃないと長くやっていけないかなぁとみています。

ネットアニメから入ったとしても、人気が出たり予算がしっかり確保できるようになってくれば、
いずれスタジオ声優やインフルエンサーに取って代わられてしまうと思います。

その路線が難しいならば、やはりナレーションスキル・案件というのが必要になってくると思います。

もちろん芝居案件も一定量あるので、芝居スキルも意識しつつ、収入の柱を作る為には、ナレーションスキルを身につけて、初心者との差別化を図りながら稼いでいくのが良いかなと思います。

ではでは。