ボイスオーバー 解説

[日記回]声優・ナレーターとインターネット

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

今日は感じたことをもにょもにょ吐き出してみようと思います。

お時間のある方は読んでいただけたらと思います。

ネットとyoutubeが産んだもの

結構声の業界とネットは意外と異質な関わり方かもなーなんて思いました。

例えばお店とネット

欲しいものを買う、という事が家でネットを使ってできるようになった事が、

純粋に小売業にダメージが与えた。

そこそこの購入者をネットに取られながら、規模を縮小しながらも、一定の直接購入派の方に支えられながら経営を続ける。

ここからは、食品などの、即時性が求められるものは置いておいて、

ただ商品を売るだけではお客さんはネットへ流れる一方で、

実際に手に取ってみる事ができる、店員さんとの触れ合い、よりジャンルを絞って尖らせる、

などという差別化がきちんとできなければ淘汰されていくのだろう。

上記もいずれネットの技術が侵食してきそうで怖いですけどね。

一方で、ヘアカットなどの美容、本格的なトレーニングなど

現状実地でしかできないようなものは、ネットとうまくやっているように思える。

ビューティ系のアプリで予約が手軽にできるようになり、口コミ雰囲気がすぐにわかるようになった。

ただそれはそれで、地域の美容室から、集まるところにしか集まらない構造にもなっているのかな。

エンタメとネット

ではエンタメとネットはどうか。

ゲーム

大きな変革はアプリゲームでしょう。

今も毎週のように大作が生まれ、

パッケージ×販売数、ではなく、課金という収益青天井のモデルの出現(規制はありますが)

コンシューマーを持たなくても、誰もが手にするスマートフォンがあれば、

アプリゲームを楽しめる。

それは

ゲームをするか、しないかから、

ゲームをする、アプリゲームはする、しない。

の3層に変わっていったのだろう。

多様性は広がる一方で、コンシューマーほどの広いゲーム性はないけれど、

拡散性と偶然性の強いアプリゲームが浸透し、

ガチャなどの課金するからゲーム機には手が出せないという状況は、

今後のゲーム市場にとってどういう影響を与えていくのだろう。

そして純粋なクオリティ面は海外の資本力に及ばなくなってきて、

漫画を中心とした日本の独自文化路線がどう歴史を作っていくかというところ。

漫画

漫画の世界はどうか。

紙媒体が電子書籍でも読めるようになったということ、

それが各社のアプリなどを介してポイント制などで読む事ができるようになった、

ネットから派生した作品が耳目を集めるようになってきたというところ。

メイン所の大手出版の作品は、相変わらず漫画雑誌が出て、それが集まり単行本になる。

大きく影響を受けていないように見える。

それはある種、独自の日本文化が世界より抜きん出て、追随を許さないものだからだろうか。

各社も少しずつ変化はありながらも必要十分の売り上げを上げて、

各社それぞれでアプリができるほど、たくさんの作品が出続けている。

その為ネットフリックスのような、各社横断するようなサブスクリプションサービスというのは中々見通しが立たず、

スキャンするだけで成立してしまう漫画海賊版サイトなどが乱立して、

捕まるまで注意喚起をするという対策にとどまってしまい、被害額は大きくなっていく。

一方で、韓国や中国ではネットを中心としたスマホで見やすい縦ロール、フルカラーの作品を出して、海外市場を虎視淡々と狙っている。

漫画界は力のある強力な業界で、時代に乗るには重すぎてがんじがらめになっているような印象。

声優・ナレーター

そして声の世界。

構造的には漫画が近いのかなぁという雰囲気。

ネットの進出では、TVを介さないネットフリックスなどでの独自のアニメというところも出てきたりしているが、

声優は依然としてアニメ制作会社との繋がりの中でオーディションを経て一握りの人が役を得ていく。

一定の技術が必要な事もあってか、

TV芸能人とyoutuberの関係のような対比もあまり起こっていないようにもみえる。

ストプリやVtuber達がそのラインかと思いきや、

どちらかというとアイドルのライン上にいるのかなぁという印象。

夜道 雪さんのアニメ主役抜擢は結構センセーションだったような感じもするが、

声優事務所に入り、露出多めの声優さんと同じラインにおさまった感じも。

あとはネットメディアが増えてきて、ラジオ中心だった声優さんの顔出し露出が増え、

鬼滅の刃を契機に、実写TV番組にも進出している今、といったところ。

一方ネットというところでは、ボイスオーバーが出てきて、

低〜中予算帯の分野の声の案件が多くネットに流れてきて、

事務所でがんじがらめのこれらの声優・ナレーターさんはどうその売れたい気持ちを発散させるのか難しいというような事もあるのでしょう。

これから実力のある人たちが事務所を飛び出して活躍するのか、

ネットから出てきた人が業界を脅かす事があるのか。

これからの若者はあって当然でこれからも増えていくyoutubeアニメがどういう役割を果たすのか、

独自の方向へ進みかけているボイスオーバー。

色んな変化をボイスオーバーの視点から発見していきたいなぁと思います。

おしまい

え、なにがいいたいんだっけ?

おそろしいほどモニョモニョとした話になってしまいました。

発端は「スタジオ声優・ナレーターと宅録・ボイスオーバーって独特な分かれ方してるよなー」
と思ったんですけど、

他の業界とも比較しながら声の業界について話してみようと思ったが、
声優業界の話に入った時に、意外とボイスオーバーと絡めて話すのが難しかったですねぇ。

これがフィーリング系人間の怖さ!

でもこんな回があってもいいじゃない!

ね、ネタ切れじゃないんだからね!

まだまだ変化と混迷を続けるエンタメ業界、

スタジオとネットに片足ずつ突っ込んだ人もまぁまぁめずらしいかなぁと思うので、

普遍的な話も大事ですが、「今」の些細な変化など、感じた事もこれからもつらつら書いてみようかなとー思います。

ではでは。