ボイスオーバー 解説

新人声優が出る機会が少なくなっている?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

ニュースの記事の中で

先日ニュースアプリで記事を読んでいて、新人声優に対する記事が出ていたので、興味深く読んでみました。

https://bunshun.jp/articles/-/52776

文春オンラインの記事で、音響監督、音楽プロデューサーさんの話。

2019年以降の新人声優のデビューの数はほぼ0に近いという。

大きな理由として、コロナの影響があるとのこと。

・3密回避のアフレコへ変化する中で、ベテランとの直接の共演も減り、技が盗めなくなってきた、

・抜きどり主体になることで、売れっ子声優のスキマ時間ができ、より他の作品にも参加できるようになってきた。

というところで新人のデビューする隙間がなくなってきたと。

あとは

・あぶれた声優は報酬の安い仕事へ流れていくということ、・それでも声優志望は減らなくて、安易に明確な目的なく学校行かない方がいいよ、

・漫画家は学校じゃなくて紙と鉛筆持って努力するじゃんか。行くなら明確な目的があるか、声優になれなくてもひきこもりの社会復帰の場になるならいいんじゃない、という感じ。

感想

うーん、漫画は1人でも完結するけど、1人芝居は危ない感じはしますけどねぇ。

声系アプリも隆盛しているし、第一が芝居なら学校やレッスンでもいいんじゃないかなーとは思います。

社会復帰の話はまぁ声優のレッスンに関わると誰もが通る感覚ですよねー。

立場上やる気ねぇなら帰れ、と言えないような環境では、そこに意義を見出さないとやってられないというか・・社会復帰もそこじゃないといけないこともないですしね。

翻ってそういうモラトリアム的レッスン生も多勢という状況があるからこそオススメしないというのもあるんでしょうね。

まぁその辺の話はわかるー。って感じでしたが、

コロナで売れっ子の稼働が増えたというのはなるほどーてな感じですね。

現場にいる人しかわからんことでしょう。

逆に売れっ子はより大変になるっていうことでもあるのでしょうけどね。

とはいえほぼ0というのは驚きですが、何を持って新人のデビューとしているのはちょっと謎ですけど・・。

教え子がメインじゃ無いですけどアニメデビューとか果たしていたりするので、この人は全ての現場を見てきた人なのでしょうか?てな感じはしますけどね。

まぁ件の理由からデビューのパイが減るというのは納得感はありますが・・

新人声優を起用するのに、ベテラン・中堅が捕まらないから新人を据えるっていうのもどこまであるんかなーというのもちょっと疑問に思ったりします。

確かにコツコツと端役をこなしながら信頼を得て行って、ここぞという感じでメインキャラクターに起用するというのもあるにはあったんでしょうが、

先輩後輩を見てきて実績0から抜擢されるのは、今までに無い新しい風を入れたいとか、色のついていない声優さんでいきたいとか、イベント稼働も見据えてスケジュールが取れる声優さんがいいとか、

新人声優の出じろは割と多くて、コロナ禍ではイベントなどが控えられた結果別録りでも安心感のあるベテラン勢が起用されてきたということであって、

もう少しして落ち着いてきたら、これまで抑えられてきたイベント系アニメも復活してきて、抜擢される新人も出てくるんじゃ無いのかなーとか思いました。

どんどん経済力が落ちてきて、とてもじゃ無いけどアニメ本体だけで利益が出せなくなってくると、イベントその他のメディアミックスは当然で、商用に耐えうる実力があって作品にさけるリソースが多い新人声優なら今後も出てくるでしょうし、

デフォルメ芝居の時代からナチュラルに流れていく中で、新人が担う役割はいつの世も一定数はあるのではと。

ということで個人の感想としては、激動の時代に今は一旦経験と臨機応変の安定安心が求められているのだろうなーという結論。

とはいえ、今も昔も新人デビューももちろんせまーーき門ですし、一度主役をゲットしてもいくらでも代わりがいる使い捨て状態。経験豊富なベテラン声優・ナレーターは一生現役で溜まる一方。

そりゃぁ中々の無理ゲーであることには変わりなく、

どんなに不安定な職業であっても、自己表現の止むに止まれぬ欲求から、どうしてもお芝居の道に進みたいという情熱が迸るくらいでないと「声優」という職業に就くのは難しいと思います。

https://bunshun.jp/articles/-/52777?page=2

この部分にはとても同意します。

そんな中にあって、チョイスされるだけの存在である事務所付き声優・ナレーターに比べ、

自身で折れるまで切り開けるフリーランス・ボイスオーバーの方が、

いつまでも波を待ち続けるのみのサーファーと、

自らの力の限界まで漕ぎ続けられるカヌーくらいの差はあるのではないかと思い、

その選択肢を存在すら知らないまま、慣れないし心労が激しい一般職やフルタイムバイトに移る前に、
知ってもらいたいなぁと思いながら今日も近況をつづっていきます。

ではでは。