ボイスオーバー 解説

不幸自慢、気持ちはわかるけどね・・・

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

アニメーターの給与から

先日の池上彰さんの番組で、安いニッポン、というテーマになり、世界との格差が取り上げられる中で、

日本の誇るアニメーターの給料という話になった時に、日本のアニメーターの給料は安く、中国の給料はとても高いから、日本のアニメーターが中国の作品の下請けになっているとかいう話になっていました。

日本が19万に対し中国は52万という紹介。

そんなに差があるのーとスタジオでなっていましたが、その後ネットで物議に。

中の人、詳しい人に言わせると、中国でも52万はトッププロが稼ぐ金額であり、ピンキリを比べて差を明確にするのは印象操作だろ、というようなもの。

そりゃまぁ声優でも月2~3万しか日本では(若手は)稼げないけど、中国(のトッププロ)は月100万稼ぐと言われても何の比較やねんとなってしまうので、第一原画なの第二なの作画監督なの、着彩とか、CGだと違うとか色々あるのでしょう。

テーマとして持ち出すならSHIROBAKOでも見て出直せ、となるのもまぁ無理もないかもしれません。

まぁ中国がアニメに力を入れて実力的に見て相場よりも高く引き抜いていると言う事実もあるかもしれませんし、ちょっと出し方が悪い、TVの悪い癖でしょうねーという感じ。

池上さんもわかりやすく色々教えてくれるので楽しんで見ていますが、まぁ中にはあの人はそう詳しくないことも、取材して聞いたことそのまま出しているだけだ!という人もいるし、明確なファクト以外は、話半分で聞くということも大切なのかなぁと思ったりもします。それだけの話。

まぁ無限に解説を求められるわけなので、ある程度聞きかじりをそのまま流したり、ディレクター調べで、大げさにしたくて扱ったものをただ紹介せざるを得ないことなどもあったりするのでしょう。

間違いは正せばいいけど、本人を非難したいのなら、自分がTVで解説する物知りおじいさんの地位を奪いなよ、と思ったりもしますねぇ。全部完璧に正しくないと色々言われますけどね。

まぁそんなこんなの流れで、アニメーターの実際の給与こんなだから!合戦がtwitterでおこっています。

まぁ本当にやりたくなくてアニメーターになるという人もなかなかいなさそうなので、やりたいことをやる上でもらう金額としてどうなんだというところにはなってきますが・・

その中に2年目から色々差っ引かれる前の金額で17万ちょいというもの。

これはみなし残業込みだ云々という話もありますが、1997年と言ってもほとんど物価は変わっていないわけですから、今そうだと思ってみると、まぁしんどそうだなぁとは思います。

バイトでもほどほどに頑張れば20万円はいきますから、週一休みで残業もあるだろうにでこれは・・・という気はしますね。

そんな内容に対して、もちろん1〜2年目という新人時期は、丁稚奉公のようなもので、失敗して学ぶ時期ということを考えればお金をもらって学べるだけありがたいという向きもあるでしょう。

声優なんて実地での業務もできず延々と練習しているだけな人もいるわけですから。

が、ほとんどの時間を会社に奪われて、他のこともできない中でギリギリの給料というのは、どうなのかなぁという気が。

そしてそれが本当に実力を見て決められているのか、天才も一緒くたに初任給なんだからこの額だよ、となっているとしたらそれも問題かなぁと思いますし。

声優は売れて人気が出て仕事が派生していけばすぐに稼げるわけですから、そう言う意味では公平な世界とも言えるのかもなぁ。

そしてそんな話になるとtwitterで湧いてくる、初任給なんてどこもそうだよとか、自分はもっと低かったんだからいい方じゃんとか、みんなで貧しいんだからいいじゃん根性は本当にキモいですねぇ。

こういうのを見るに、老害がーと叫ばれて久しいですが、薄給に表で文句を言わずに耐え、裏で不幸自慢して溜飲を下ろす若者〜おじさんが蔓延してしまう時点で、誰に責任があるのやらという感じもします。

そして自分はこれで耐えているのだから、それを正当化するためにわかりやすく金儲けをしているところに噛み付いて、金儲けは悪だと、寄付すらもケチつけていく。やりたいことやってるんだから薄給でいいだろという意見が出るのも、やりたくないことを薄給で無駄に耐えながらやっている自分がいるからでしょう。

なんというか、ボトルネックが多すぎんか日本。

だからこそ、日本で仕事をしようと思った時には、成長企業か、フリーランスをやっぱりお勧めします。

少なくとも、自己責任、自己コントローラビリティがしっかりと身についてきます。

人や環境のせいにせず、成長し続ける世界とも仕事をすることができ、割に合うと思えば受ければいいし、割りに合わなくても勉強になると思えば受けてもいい。

言い訳無用のフリーランスや、フリラーンス的働き方を企業でやる人が増えていけば、ダラダラ不幸自慢と金儲け叩きしてるのがクソだという風潮が出てくるんじゃないかなぁと思います。

実際自分も人並みに稼げるようになるまでは、自分に価値なんて無くて、人を羨むしかできないこともあり、sの気持ちは分かります。そして今は人なんかいう前に、リスクも取りながら行動するしか変わる方法はないんだなぁということも分かりますし、

どんなに天才でトントン拍子で言ってるわーと思う人も、考え抜いた相応の努力がその裏にはあるんだなぁと思うと、トッププロへの蔑みの心は全くなくなりました。

文句を言っているうちはプレイヤーでは無く、野次言うだけの観客です。

そんな人の言葉を誰も真に受けません。文句が出てきた時には、自分が飛び込んで体感してみることが一番です。

薄給なら会社の売り上げに対して正当なのか考えればいい、正当なら会社の給料が上がるよう業績を作ればいい、それでも上がらなければもっと評価されるところへいけばいい。そんなところがなかったら自分で作ればいい、仕組みを作ればいい。それができないなら黙ればいい。

文句が出ると言うことは、もしかしたらそこが突破口や伸び代だったりします。

声優もマネージャーが自分を売ってくれないと酒場で管を巻くしかないヤツらも一杯います。売れている人はその間にやれることをやっているのに。自分で売れるまで営業できるボイスオーバーという世界もあるのに。

一つ俯瞰して自分をみれる心を持てるように、それぞれ頑張っていきましょうね。そのためには色んな人の話を聞き、本を読み、視座を高めること。

ではでは。