ボイスオーバー 解説

リスクを取れる者の色気

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

ヒューマニエンスクエスト

NHKの番組、「ヒューマニエンスQ(クエスト)」

織田裕二さんがメインMCの人間の不思議にフォーカスした番組で、色々と興味深いテーマが多いのでよく見ています。

芝居も表現も、エンタメとは人間を表現するもの。その粋を極めたエンタメを吸収するのも大切ですが、
こういった科学的な知見を蓄えるのも全く無駄ではないと思います。

そして今回のテーマは思春期。

何で思春期というものがあって、人類史の中でどういった影響を及ぼしてきたのかという話でした。

要するには、

人間は大きな脳を持っているのが特徴ですが、脳も体も両方一気に大きくするというのは難しく、

まずは生きるのに必要な脳を一生懸命成長させ、12歳くらいで脳の大きさが十分になり、

そこから男性、女性ホルモンを放出して、次は体の成長を促す。

だから二次性徴期に体が大きく成長するということらしく、

その切り替わるグラデーションの時期から思春期が始まると。

その間に成長しきった脳に対して、「ミエリン化」というのが始まり、それが30歳まで続くことから、思春期というのは脳科学的には30歳くらいまで続いてるのではという話。

そのミエリン化というのは、脳の衝動を司る部分と、抑制を司る部分をつなぐ働きがあり、そこが30歳までじっくり繋いでいるから、10代〜20代というのは衝動性が比較的大きく、リスクを取った行動ができるのではないかというもの。

太古の生活を今も続く民族では、大人ほど、以前と同じリスクの少ない狩り場へ行き、

青年はまだまだいったことの無い場所へ行き、知らないところほどリスクは高いけど、それをするからこそ新しい狩場が見つかったりして、それが仲間にプラスをもたらす。ということ。

元々アフリカにいた人類が世界へグレートジャーニーという危険な旅を通して世界中に広がっていったと言いますが、その危険を冒した冒険を可能にしたのは、この思春期のリスクを物ともせずしたいと思ったことする性質によるものだったのでは・・という感じ。

詳しくは番組を見て欲しいですが、とても興味深いですよねぇ。

常識にとらわれない動きができる、リスクテイクができる存在というのは、可能性を広げる人でもあるわけで、

それが滅多な冒険やリスクも無い現代では不良がそれを担い、そのリスクテイクの様を色気として異性に捉えられるというのは、人類史と脳に埋め込まれた機能ということだったのでしょうかねぇ。

若い時にはそのリスクは決められた事を破ること、しかやりようがなくて、大人になると、必要なリスクをとってお金を稼ぐ人、というのがリスクテイカーラブ人類の色気と映るってことでしょうかねぇ。。

そういう意味では声優界隈でも、魅力的な人というのは、聞いているととんでもエピソードもよく飛び出してきますし、リスクやプレッシャーを物ともしない性格と感じるような人が多いです。

そういったものが、魅力となり、カリスマ性を演出し、芝居の中でもその要素が見えない魅力となって多くの人の心を震わせるということなのでしょうか。

そうなると、いくら表面的な部分をなぞった声真似がいくら上手かろうが、同じようにはならないというのも納得ですよね。

さらに言うと、リスクを取って売れてきた人が多いわけなので、リスクを取れる若者に対して親近感や愛せるというような人もたくさんいたように思えます。

20代の若者が年配の人にタメ口で許されると言うのも、同じような流れなのでしょうねー。
まぁもちろんお互いいける人といけない人がいるでしょうけどね。

なんでそんなヤバいやつが気に入られるんだと言うのも、なんだか少し腑に落ちました。

声優業界に飛び込んだ時点でリスク満点なんだから、勝手に色気がドバドバ出て欲しいものですが、そうもいかないようですので、人気商売の中で頭一つ抜けようと思ったら、捕まらない程度にリスキーな事をやってみるというのも、試してみる価値はあるのかもしれませんねぇ。

かくいう自分はもう30を過ぎてミエリン化が終わってますので、脳が完全に抑制しちゃってますから、できる範囲で役に立っていけるようのんびり頑張りたいと思います。

逆に脳の回線を繋ぎ終えてしまった結果、大人はもう新しい学習を受け入れなかったりすることで、頭の固い頑固な昔の経験にとらわれすぎる老人になっていくのでしょうね〜。怖い怖い。

下手に地位だけ得ないようにした方が良いのでしょうねぇ。

ちゅうことで、声優業界としては、リスクテイクとその魅力、ということが関係のあるポイントでしたでしょうか。

知らずにできるのが天才ですが、天才と信じて何も考えず行動するのはただの博打です。
科学的知見もしっかり蓄えながら、エビデンスのある行動をしていくことが、凡人にできる適切な努力かなぁと思います。

そしてそのヒントは同じ業界の中だけじゃなく色んなところにあるんだなぁと言うことが、大人になって視野が広くなった今思うことです。まぁ今回の話では、視野狭くやりたいと思ったことにガツンと飛び込むと言うことが若者の特権であり魅力であると言うことでしたけどね。

時には抑制スイッチを切って、飛び込んでみることが可能性を開きます。その飛び込み方も慣れと経験もあると思うので、それが早くできる人の方が、成熟も早いのでしょうね。

あなたは最近何かリスクを取りましたか?

ではでは。