ボイスオーバー 解説

滑舌が上手く回らない時のテクニック

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

どうにも上手く滑舌が回らない時

最近は業界の展望などの話が多かったですので、今回はテクニックの話。

ボイスオーバーには、結構滑舌が乱れる要因が多かったりします。

・一人の収録。

特にNG出し放題で編集も容易なライブセッションじゃない収録が多いと、緊張感が無いことから、滑舌的に流れが難しい際どい文章を読んでちょっと怪しい時も、「なんとか成立させよう」ではなくて「ちょっとよれちゃったからやり直そう」のマインドに入ってしまうことが多いです。

・最速の読みを求められる。

翻訳動画の吹き替えなどの場合は、ボイスオーバーなどの案件では、読むこと専用の翻訳家やディレクターがいるわけでは無いので、その直訳気味の翻訳では吹き替えの尺に収まらんやろーというところでも、なんとか入れて頂戴的な場合が多いです。

こちらとしてもやり取りを重ねるほどに時間単価は低くなるわけで、頑張って入るなら入れたいところ。

という中で、とにかくスピードをアップさせて入るかどうか試すということも行ってきます。

なので自分の限界を試すかのごとく早く読んでいると、滑舌の運びがスムーズな箇所もあれば、同母音や同じ破裂音の繰り返しなど、日本語特有の引っかかりがちな原稿の時に、今までのスピードで読んでいたらどうしても引っかかってしまう、ということもあり、速いスピードで無理やり読むことにより、難読箇所を読む為の型が狂っていくということもよくあります。

・酸素不足

これは環境によりますが、うちには防音室があり、換気扇も一応ありますが、ノイズ防止のため消している状態です。

その中で長時間読んでいると、ぼーっとしてきたり、集中力が切れて、噛むことが増え、何度か同じ失敗を繰り返していくことで、失敗の型が定着しかかってしまったり。

対処法

そんなこんなで、滑舌が悪くなっていく環境がそこにはあって、数こなせば上手くなっていくやろーと思っている人には、こんな落とし穴もあるよということをお伝えしておきます。

そんな中で、まぁまぁ効果がある応急処置を上げていきます。

あご奥に押し法

ラ行の連発が言いにくいなぁと思ったり、縦方向に開く音が続くと滑舌が滑っちゃうなぁとお思いのそこのあなた。

そんな時は、あごをクイッと奥の方へ押し込んであげましょう。

そうすると、口の中の縦の間隔が少し開いて、ラ行の舌をなども弾くスペースの確保や、間隔を開いたり閉じたりしながら音を出さないといけないセリフの流れがスムーズになると思います。

頬骨引き上げ法

イ行やエ行などは、横へ開く音なので、口が小さめの人や、バテて表情筋が落ちてきてしまったりした時には、とても言いづらくなるものです。

そんな時に頬骨や広角の先くらいを上に向かって押し上げてみてください。

イとエの行の音がスムーズに出てくると思います。

猫背矯正

全体的な滑舌として、首が前に出てしまうと音を作る為のスペースが、口の前の方、唇周辺の小さな範囲だけになってしまい、いろんな音で詰まってきてしまいます。

そんな時は姿勢を正して、前後の重心をしっかり意識してみると、音の中心が広いスペースの場所を使えるようになり、いろんな音の長音がスムーズになりますよ。

以上

ということで、サクッと滑舌に良いテクニックでした。

もちろん本当に良い滑舌に仕上げたかったら、上記のことは表情筋で解決し、良い姿勢をキープし、その上で苦手な音の流れの調音をじっくりと反復練習しながら口に覚えさせるということをしていかないといけません。

今回はあくまで応急処置というところですが、言いづらい場所をとにかく何度も言って・・とやっていると、失敗の型がついてしまって必ず詰まるようになってしまいます。

たまたまのミスではなく明確に詰まったなーと思った場合は、どの部分が足りないから詰まってしまったのか、しっかり意識しながらリテイクをすることで、成長につながる実践ができるかなぁと思います。

忙しい中でも、日々成長するマインドを持って仕事をしていきましょう。

ではでは。