ボイスオーバー 解説

メディアは気持ち悪いところもあるけれど、割り切りながら頑張るしかない?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

TVっ子でした

昔から自分はTVっ子でした。

特に家族でコミュニケーションがとても多いわけではなく、食事をする時もテレビがついていて、

何個かTVがあったので、チャンネルの奪い合いというようなことはなく、見たいものを見れていました。

基本バラエティーを中心に、興味があるドラマを見る青春時代。誰もが知るバラエティーは基本見ていたのではないでしょうか。

時が変わってアラサーになると、こんなに今のTVって自分の感性にあってくれないかね!?というくらい見たい気持ちが落ち着いてきました。あの時こんな感じだったら受験勉強も捗っていただろうに。やっぱTVは罪だわ・・。

youtubeでいくらでもみれるような衝撃映像を詰め合わせたものをナレーションと吹き替えでそれなりに派手にしてキャストと一緒に見ることで楽しい気持ちにさせようという番組や、

視聴者の知識欲や賢い人への憧れを掴もうというようなクイズ番組

ポツンとした家に行ってみたり秘境に行ってみたりバス使ってみたりバイク乗ってみたり、少し縛りをつけた旅番組。

経営に特化してみたり、店主に特化してみたり、企業対抗してみたりするグルメ番組。

TV史の中でやり尽くしてきたこと。その中で見えてきた視聴者にウケるとされるもの。スポンサーとの兼ね合いで炎上回避が高まる傾向。youtubeの台頭。色んなものが収束して今のTV欄に落ち着いてるんだろうなーと思います。

単にプロデューサーが、ディレクターがクリエイティブじゃないから、なんて事では測れないような状況で、

そんな環境の中で多用されてくるのが、「パクリ」。いや「オマージュ」。いやさ「リスペクト」

一時期は「続きはWEBで」がCMを席巻したり、ミニドラマ風コンセプトCMが増え、たくさんの芸能人を使って華やかにしてみようというのがムーブメントになったり、最近では辛麺のCMでJackson Myles Chavisのアニメーション風ダンスが話題をさらうと、次々とアニメーションダンスを用いたCMが出てきます。

こんなに堂々と二番煎じて面の皮厚すぎんか!?と勝手に羞恥心をかきまわされてみてられません。

特にダンス系はそれっぽいけど違うものとオーダーしても、ジャンルが同じならどうしても似てきてしまいます。

そしてどうしてそういう恥ずかしいことが起こるかというと、やっぱりそこは企画を通す上でしょうがないことなのではないでしょうか。

保守的な企業がCMを打とうと思った時に、その内容をプレゼンされるのですが、その時に、前例がないことが通しづらいということが挙げられるのでしょう。

大金を注ぎ込む。失敗したくない。前例が欲しい。流行ったものはなんだ。アレを取り入れよう。

そんなゼロクリエイティブな状況が現場で行われているのでしょう。

まぁクソミソ言ってますが、気持ちは大いにわかります。ボイスオーバーでも自分なりにやって受け入れられるかわからないなら、さっさと理想の読みのイメージの動画を送っておくれよ、コピーするから。と思うことはあります。

0→1という作業はやはり大変で、コストがかかるけど成果がでるかわからないもの。

であれば羞恥心を抑え込み、早めの二番煎じくらいならまだ成果は出るだろうと思ってしまうのも当然でしょう。前例を元に企画書も通しやすい。

でも恥ずかしい。実際恥ずかしいと思う人ってどのくらいいるのでしょうかね?恥ずかしい人は是非メールを送ってください。友達になれそうです。

ともあれ、誰もが頼ってしまうのが前例です。多くの人間の発明も、たまに起こるイノベーション以外は、あるものの改造と進化で技術は進んできたのでしょう。

グレイモンもアグモンがなければグレイモンになれないわけですよ。(喩え合ってる?)

ということで、番組でもCMでも読みにおいても、世はクリエイティブを求めながらも、パクリでできています。

だからこそ、人の読みをコピーすること、さくっと求められた読みのイメージをコピーするための観察力と技術力は必要で、日々こなしておくことでいざという時に対応できるということなのだろうなぁと思います。

そんな企画書レベルの話が頭をよぎるようになってはもう純粋にTVを楽しめなくなってきたことに、年を取った悲しさを少し味わいつつ、それでも新しいものをとチャレンジする番組を応援しながら、よし本質的な話をする番組が増えてくれると嬉しいなぁと思いながら、ネット番組に期待もしつつ。

それと、youtubeで流行った人をTVで特集する時に、やたら台本通りのようにもてはやし口々に「すげー」みたいな空気になるのも気持ち悪いですよね。

なんか台本と構成に沿ったことを呟かないと仕事したことにならないみたいな気持ち悪さが今のTVに流れていて、そこが本質的なことをさっとやるyoutubeにTVが負けて、TVが信用ならないところだぞということにもう少し自覚的になってほしいなぁと思いつつ、それもまた慣習と環境の地獄がそうさせるのではないかと思うと、声優業界もそうだし、世の中ってきもいなーとジュブナイルなことを考えてしまう隠居マンでした。

かといっていつでもなんても合理的、効率マンがいいかと言われると人って矛盾と感情をもちあわせてるんやで、と思う時もあるし、こういう気持ちも、ただ自分の感性の焦点に合って欲しいだけなんだろうなーと思うワガママンでした。

とりあえず言いたいことは、自分のクリエイティブは一旦おいておいて、流行の読みを抑えておくことは別に自分の個性を殺すことではないからやっておくに越したことはないよ、ということでした。

結果テレビへのもやりを吐き出してスッキリしただけでした。すみません。

ではでは。