ボイスオーバー 解説

バーチャルヒューマンの台頭で吹き替え需要?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

中国ではバーチャルヒューマンが盛り上がる

先日のWBSで特集されていましたが、

現在中国ではバーチャルヒューマンの活躍が目立ってきています。

AYAYIというバーチャルヒューマンがSNSに華々しく登場するや、大手企業のCMに出演するなど大活躍。

アリババのナビゲーターまで勤めたりと、今後も色んな活躍が期待されるところ。

有名人というリスク

それもそのはずで、誰もがスマホで記録を残せて発信できる時代、

歪な透明化が進む中で、芸能人の醜聞がすぐにさらされるようになってきました。

人間生きてりゃ人に迷惑かけるもの。もちろん程度はありますが。

さらに既得権益の奪い合いで、日々根も歯もないことが噂され、時にハニートラップやクローズドな発言などを駆使して人を追い落とそうとするスキャンダル合戦の毎日。そこに残るのは全員が相討ちして死んでいく未来のような。

芸能人を使ってCMを打って、スキャンダルが出ようものなら、いくら賠償金が入ったとて企業にも傷がつくことに。

先日オンデーズのCM見て、見たことない人だなーと思って調べてみると、自社社員さんだったようです。

わざわざ芸能人を使わないというのも、経費削減もあるでしょうが、リスク回避の流れなのかも?自社社員モデルなんてのも今後増えるかもしれませんね。

スキャンダル合戦も最近ではその幅も広がり、とうとう声優もターゲットにされています。

声優の地位があがり、Z世代狙いのTVが色ものとしてだけではなく声優を迎えるようになったおかげで、

思い有名税がのしかかってきたようです。戦々恐々としているこれからの若手も多いのではないでしょうか。

いよいよスタジオ声優の割に合わなさ度が極限まで上昇してきたんじゃないかなぁと思う昨今。

清廉潔白ではないと自負する人こそ、考えて動かなければなりませんね。

話はそれましたがバーチャルヒューマンです。

リスクなしインフルエンサーになれるか

そんなリスクモリモリの生身の人間。

そんなものを使うよりも、実在しないバーチャルヒューマンが相当リアルに動いて、人気を得てくれればリスクを負うことなくブランディングを担ってくれるというわけです。

日本でいうとVtuberが先行して人気を得ていますが、ただこちらは中の人への依存度が高いので、リスクは相変わらずといったところ。

なんなら炎上も芸な人もいたりするので、まだまだ安心して任せる感じではないかもしれません。

サロメ様がその道を切り開くのか否か。リアルヒューマンは一瞬で裏を暴かれるので、ミッチーみたいな存在はなかなか出て来れなさそうですしね。活躍するVtuberのテーマはリアルな非現実感というところなのでしょう。

ということで、「モデル寄りのバーチャルヒューマン」というところが遠からず日本でも、変な言い回しですが市民権を得てくるのではなかろーかと。

日本でも過去、たまにあの人は実はCGでしたなんてこともありましたが、そこまでメジャーにはなっていませんよね。CG技術の部分で、静止画は良くても、動かすのが難しくて汎用性がなかったからかもしれませんが、

今後は技術の進歩によりぐりぐり動くバーチャルヒューマンが活躍してくるでしょう。

しかもAYAYIは経営者やらステークホルダーが気に入るだろうという外見を徹底して研究したモデルということもあるようで、ただ美を追求するというだけではなく、状況に特化して尖らせるということができるというのもバーチャルヒューマンの強み。

伸び代は無限大です。

食い込めるかボイスオーバーアーティスト

で、ボイスオーバーがそこにどう関われるかという話になってくるわけです。

見たところしゃべらない設定だったり、電子音声といった使われ方もされていましたが、

AI音声もまだまだニュアンスを綺麗に汲み取って喋ることができるわけではない中で、

企業の依代として視聴者に正確に情報を伝えていく役目を果たすならば、匿名でバーチャルヒューマンの中の人として声を担うという形はかなりありそうです。

エンタメ特化のVtuberとはまた違った形での働きが求められるのではないでしょうか。

バーチャルヒューマンをブランディングして作成しているところと組んで声を担当するなんていうことも、
飽和したVtuber業界とまた違った形で活躍できるんじゃないかしらと思いました。

というか永遠に下がり続ける声優業界経済の中で、起始回生はそういったところにしかないのかもとも。
落ちに落ちたTVへ今更ノコノコ出てただただ週刊誌に撃ち落とされるリスクを高めている場合ではないんでしょーか?
裏方たる声優が作品に泥を塗ってしまう昨今、残念な気持ちになってしまいます。

この情報化社会の中で、逆に匿名アーティストがもてはやされる時代。声優も原点回帰を目指してはいかがでしょうか。

そしてバーチャルヒューマンには、アナウンスや司会業など、アナウンサーのお株を奪う方面での活躍も今後増えてきそうです。

メタバースが盛り上がればなおさら。

自分のスタイルがそれに合っていると思えば、そこにも張っておくのもいいかもしれませんね。

激動の時代、闇雲に先人の轍を大人しく追っかけていても、大きな狩場を逃してしまうかもしれませんよ。

常に情報のアンテナを。常識に囚われず。

ではでは。