ボイスオーバー 解説

AIイラストとイラストレーターの未来はボイスオーバーのカナリアになるか?

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

テクノロジーの進歩とクリエイター

インターネットが普及し始めてから現代まで、翻訳や自動音声など、人間が行ってきた職業を代替可能かもしれない?というようなテクノロジーが日々発達しています。

現状それらはまだ不完全とも言えるクオリティであり、すぐに人間の仕事と代替可能という感じではありません。

が、日々技術の進化を続けている事は感じるところです。

話題のAIイラスト

そんな中で最近特に話題になっているのが、AIによる自動生成イラスト。

文字を打つとその文字を表すイラストを作成してくれるというものや、背景などに特化したものや有名画家の作風で描いてくれるイラストなど、様々なAIが登場して、メディアを賑わせています。

ビッグデータの活用、ディープラーニングの進化などから到達したテクノロジーなのでしょう。
以前から少しずつ進化を経て今なのかもしれませんが、クオリティや自由度のインパクト、そしてある程度のフリーさをAI側が許す事で、SNSを中心として爆発的に認知が高まっているようです。

TV番組でもそういったAIイラストを使った企画なども出ていますね。

もちろんまだまだ完璧ではないが・・・

もちろんまだまだ粗はあって、リアルさを求めると現実にはあり得ない形や構図になってしまったり、人間が意図したものとの乖離が大きかったり、まだ生成にある程度の時間がかかったりなど。

とはいえ、あまたあるイラストや写真を解析して制作したクオリティは非常に高いものがあり、

このまま意図とのマッチ、制作スピードのアップと進化を続けていけば、仕事としてのイラストレーターは大きくお株を奪われてしまいそうだなぁと素人目には思います。

もちろん自分が、クオリティアップが進んできた自動AI音声のアラをかなり感じるように、イラストレーターに言わせればまだまだなのかもしれません。

ただ、声の仕事と違って、絵の仕事は割と時間がかかると思います。スピードという点で大きく利点を押し出せるイラストAIは他の分野よりも、対職業で大きな強みを持っているのではないでしょうか。

テクノロジーの恩恵と侵食

テクノロジーの進化は、ボイスオーバーに宅録という進化をもたらし、イラストに、デジタルやSNSという強みをもたらしましたが、同時にテクノロジーに仕事が侵食される恐れも抱えています。

まぁロボットとAIの進歩はほとんどの仕事を代替する可能性があり、クリエイティブの分野はまだ有利なのかもしれませんが、それはトッププロの話だけかもしれず、注意深く状況は探っていかなければなりません。

イラストAIとイラストレーターはどうなるのか。

イラストレーターがイラストAIを補助に使いながら共同してより良い価値を創出できるようになっていくのか。

スマホとカメラの普及で全国民がカメラマンでありジャーナリストであるというようなものと似た状況になってくるのでしょうか。

おそらくこの先、イラストレーターの声というところも出てくると思います。

追いやられるのか、強い味方になるのか、一元的なものではなく使い方と考え方でどうとでもなるものなのか。

そしてそれは音声の業界も追っかけることになる事象だと思います。

大事なのは今を知り少し先の自分の身の置き場を創造すること

本当に便利なものの普及は止められないですから、その先抗うよりも、それをどう利用するか、できるのかを考えることが大事です。

一つ一つの動向を注意深く見守り、イノベーションに食らいついて、次世代も強かに生き残っていきましょう。

ではでは。