専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。
まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。
要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。
専業1年目にしてボイスオーバーで月収50万円を達成した経験を元に、
声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、
TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、
有益な情報をお届けしたいと思っています。
今回はタイトルの件について実感からの考察です。
できる人が綺麗好きな理由
昔からできる芸能人が綺麗好きや潔癖症の人が多い事に、
ダラダラ好きで最低限整っていればOK派の自分からするととても不思議に思っていました。
やっぱりそういう感性が素晴らしい人がステージを上がっていくのかなーと。
ただ最近そんな自分にも綺麗好きが芽生え習慣化してきているので、
それを踏まえた上での考察をしてみたいと思います。
要因1
時間単価の上昇。
例えばお笑いでMCクラスの売れっ子さんになってくると、レギュラー番組の連続録りやその人中心のスケジューリングで、
もちろん忙しさはあるものの、時間単価はべらぼうに上がっていき、空いた時間で金銭的不安を抱えることなく過ごすことになります。
その金銭面と時間的余裕が満たされた状況の中で家にいるときには、自然に生活の質を上昇させようとし、汚れているものは綺麗に、散らかっているものは整えようという気持ちに自然となっていくのでは無いでしょうか。
余裕のある生活が体を自然に掃除へと向かわせるという状態
要因2
人間は日々の中で多くの決断をしていると言われます。
3万5000回以上だなんて言われますよね。
そんなこと言われてもホンマかいなと思いますが。研究として出ているので、信憑性はあるのでしょう。
そんな中で、物が散らかっている、家が汚れている、というのは、
「掃除をしたほうがいいんだろうな。すべきかな?今はやめとこうかな」という思考を生むポイントなのでしょうね。
散らかっているものがあればあるほど、それらを直すべきかという問いを自覚的ではなく続けてしまう。
決断力を消耗し続けているということを自覚的か本能的かわかっている人たちの習慣が、
綺麗好きとして現れているのでは無いかと思います。
要因3
幼少期の名残。
これは後天的なものではあまり無いのですが、
幼児期のイヤイヤ期、モンテッソーリの研究では敏感期と呼ばれるものがあるようですが、
その時期というのは、何についてイヤイヤしているかというと、多くは「秩序感」なのだそうです。
自分のルーティーンのようなものがその辺から芽生えてきて、それを乱されることをとても嫌悪するのだそう。
全力で慣れようとしている環境の中で、日々変化しすぎてしまうと脳がついていけず、癇癪を起こしてしまうのかもしれませんね。
その時に本人の秩序感を尊重してくれる家の環境があったことが、本人の自己肯定感やレジリエンスにもつながり、業界でも活躍できる下地を生み、丁寧な生活を続けられているのかもしれません。
まとめ
ということで、世の「綺麗好きのできる人達」。
それぞれの要因が交わることによって、業界で活躍できる好循環を生み出していき、
現在もエネルギッシュに活動できているのでは無いでしょうか。
もちろん片付けのできない天才もいるので一概に言えることは無いでしょうが
(その周りが汚いと思ってしまう環境も本人の秩序感かもしれませんね)、
少なくとも、自分の満足の行く散らかり方をしているのでなければ、
片付けるところは片付けて、シンプルにできるところはシンプルに。
どうシステムとして手間をかけず綺麗に保つかを考え実行することは、
自身の決断力や自己肯定感を上げて、業界で迫り来る壁を乗り越える為の力へと変わるかもしれません。
それもコスパ良く生活の質を上げてくれるならば、一つの投資として便利家電などの購入も是非検討してみてはいかがでしょうか。
うちでも最近ロボ掃除機を導入しました。
数万円で自分にとってやりがいの無い床掃除を延々とやってくれるeufyさんは最高でした。
その間に汚れの目立つ場所の掃除をしたり、完全に自分の時間を数万で数万で買えたことになります。
誰かを雇うと考えたら一瞬で元が取れる金額ですよね。
その他、ちまちまとしたハンガーラックを捨てて、突っ張り棒式の大きなハンガーラックを設置し、
今まで畳んでしまっていたものも、洗濯してハンガーで乾かしたらそのままかける事で時短。見た目も良くなりました。
今も気づくとどう家の中の質をあげようかと考え工夫するのが楽しくなってきました。
フリーランスにとって家は最も長くいて、自由にカスタマイズできる場所。
今まで考えていなかったけど、工夫次第で時短や効率化できる場所はたくさんあります。
是非楽しみながら工夫して綺麗に保ち、より自身の才能を伸ばすための下地を作ってみてはいかがでしょうか。
ではでは。